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【塾講師】都道府県に関する出題から(後半戦)

前回の続きになります。( → こちら

都道府県に関する出題の答え合わせです。

問6 三重県は、何地方?

7地方区分では(近畿)地方に分類され、産業地方区分では、(中部)地方に分類されます。
これは、三重県から愛知県にかけて、中京工業地帯を形成しているため、産業上の区分では中部地方に分類されるようです。
県庁所在地の津市よりも人口の多い四日市市には、石油化学コンビナートがあります。

問7 越前と呼ばれていたのはどこ?

旧国名を問われる問題も、ここ最近では増えています。馴染みのない呼び名の場合は、
今のどのあたりを指すのか分からないケースもあると思います。

今回の出題になっている越前は、越中・越後と関連する国名が分かれば、答えの目安はついたはずです。
越前:福井県
越中:富山県
越後:新潟県
 さらに、上越・中越・下越と分けられています。
都に近い方から、前中後と名付けられました。
おや?と思った人もいるのでは? 北陸地方には、もう1つ県がありますね。
そうです、石川県です。もともとは、越前の一部でしたが、「能登国」として独立をし、さらに「加賀国」が誕生します。

他にも、旧国名で押さえておきたいのは・・・

  • 下野(しもつけ) 栃木県
    上野(こうつけ) 群馬県 上州とも呼ばれる
    信濃(しなの) 長野県 信州とも呼ばれる
    飛弾(ひだ)・美濃(みの) 岐阜県
    下総(しもうさ) 茨城県から千葉県北部
    上総(かずさ) 千葉県中部
    安房(あわ) 千葉県南部
    駿河(するが) 静岡県中央部
    甲斐(かい) 山梨県 甲州とも呼ばれる
    河内(かわち) 和泉(いずみ) 大阪府
    因幡(いなば) 鳥取県
    播磨(はりま) 兵庫県 播州とも呼ばれる
    備前(びぜん) 岡山県
    備中(びっちゅう) 岡山県から広島県
    備後(びんご) 広島県
    安芸(あき) 広島県

問8 福岡県と鹿児島県を直線で結んだ場合、約(   )kmになる。

これは、難問です。実際の出題は、100km 200㎞ 300㎞ 400㎞から選びます。
距離感(大きさ)のイメージを持っていれば、容易に選べそうですが、
そうでない場合は、「勘」に頼ることになるでしょう。
福岡県から鹿児島県なので、ほぼ、九州を縦断しています。その距離を求めればよいわけです。
目安としては、長野県の南北幅が約200㎞ 北海道が約460㎞です。
よって、今回の答えは、約300㎞が正解となります。
ちなみに、南北の幅が最も長いのは、小笠原諸島を含む東京都が、約1,700㎞で圧倒的1位です。

問9 名前が変わる川

地元にとっては馴染みのある名前ですが、最後は海に出るときの名前が一般的になります。
淀川 → 瀬田川  信濃川 → 千曲川 がそれぞれ正解になります。
他には、
阿賀野川 : 河口のある新潟県では阿賀野川、上流の福島県では阿賀川です。
紀の川 : 河口のある和歌山県では紀の川、上流の奈良県では吉野川です。


問10 廃藩置県の後、日本はどうなった?

明治政府が行った廃藩置県によって、1使(開拓使)、3府(東京都・京都府・大阪府)、302県が誕生しました。
したがって、約300が正解となります。その後、整理されて今の1都1道・2府・43県に落ち着きました。

勉強をしていて、「謎」にぶつかったら、すぐに解決することを心掛けましょう。
関連事項を一緒に覚えておくと、頭の中が整理されて便利ですよ。